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「もったいない」への取組
もったいないとは・・・
世界の公用語になった「もったいない」
日本人が今考えなくてはいけないキーワードだと考えています。
私が「もったいない」に取組できたこと
最初の取組
北海道で暮らすということは、半年は雪と暮らすということですよね。
除雪の苦労や雪害などで、とかく厄介者にされがちな雪ですが、考えようによっては豊富な資源になるのではないか。そんなことを考えるうちに、夏の冷房に使えないかと考えるようになりました。結果としては6月下旬まで雪を残すのがやっとでした。6月の一時的な暑さや7月上旬の厚さは凌げたものの保存する雪の量と貯蔵時の作業に限界を感じました。
冷房が難しいのであれば融雪はどうか?
高気密高断熱住宅では24時間換気が義務付けられています。
せっかく暖めた空気をただ捨てるのはもったいない。そこで・・
24時間換気装置を利用して、融雪槽に排出することで、融雪する装置を考案しました。
本来、外部に捨てていたエネルギーを活用する為、ランニングコストはゼロです。
捨てるものも回収し、利用する「もったいない」の考え方を実践してみました。
床暖房の熱を有効利用できないか・・・
1階の床暖房は、地面の上に直接パイプを設置した、床暖房システムを設計しています。
そこで室内に供給される空気を、地中を通して入れることで、冬は加温され、夏は温度を下げて給気するシステムを考えてみました。
2012年の冬から温湿度を計測していますが・・・